地域人口の社会減が全国各地で叫ばれる現在、いま住んでいるまちを未来に繋げるために、住んでよし、訪れてよしの豊かな地域を目指したまちづくりが喫緊の課題となりつつあります。
第一部では、「観光」を地域存続のひとつの手段として捉え、関連事業者はもとより異業種の事業者や地域住民も巻き込んだ「地域全体で稼ぐ仕組みづくり」について考えます。観光によって地域の「稼ぐ力」を高め、観光客からの外貨を域内循環させることの意義について、山田桂一郎氏よりご講演いただきます。
第二部では、東日本大震災の復興支援のため派遣された気仙沼市にて、観光振興を目的に新設された観光庁日本版DMO登録『一般社団法人気仙沼地域戦略』の活動に尽力されている森成人氏より、持続的な観光まちづくりを目的とした体制化についてお話いただきます。また、山田氏の本拠地でもあるスイス・ツェルマットの取組をヒントに、インバウンド誘客に繋がる人財育成やプロモーションを実施している(一社)気仙沼地域戦略の活動事例についてもご報告いただきます。
地域観光のコンサルタントとしてご活躍されているお二人の揃う貴重な機会です。
ぜひお気軽にご参加ください。
【日時】2019年2月5日(火)18:00~20:00
【会場】えりも町福祉センター(えりも町本町357)
◆基調講演Ⅰ
「観光業による外貨獲得の必要性について」山田桂一郎氏
◆基調講演Ⅱ
「地域で観光振興を行うための体制作りについて」森成人氏
・入場無料
・申込不要(定員100名)
・主催:四町広域宣伝協議会(浦河町・様似町・えりも町・広尾町)
・問合せ先:四町広域宣伝協議会 事務局(一般社団法人 浦河観光協会内)☏ 0146-22-3200
【講師プロフィール】
▷ 山田桂一郎(やまだけいいちろう)氏
内閣府地域活性化伝道師/観光カリスマ(観光庁)/JTIC.SWISS 代表
1987年よりスイス・ツェルマット観光局にて日本人対応インフォメーション、セールスプロモーションを担当し、1992年にJTIC.SWISS(日本語インフォメーションセンター)を創設。世界各地における地域振興・活性化の様々な事業における商品・製品化、サービス化をプロデュースし、「世界トップレベルの観光ノウハウを各地に広めるカリスマ」として、地域・観光振興に関する講師として全国各地から招聘されている。著書に『観光立国の正体』(共著/新潮新書、2016年)がある。
▷ 森成人(もりなるひと)氏
一般社団法人気仙沼地域戦略 理事/リクルートライフスタイル じゃらんリサーチセンター 研究員
大阪市出身、関西大学卒業後の1999年にリクルートに入社。ケイコとマナブ事業部、ポンパレ推進部を経て、2013年4月から経済同友会を通じて宮城県気仙沼市へ出向。東日本大震災後に観光を主要産業に育てる方針を掲げた同市で、地元事業者らで結成された一般社団法人リアス観光創造プラットフォームに所属し、観光振興に取り組む。2017年3月からは、観光振興を目的に新設された観光庁DMO候補法人・一般社団法人気仙沼地域戦略の理事を勤める。